まりも羊羹とは?

 阿寒湖は北海道東部の阿寒国立公園内の湖で、周囲26km、水深44.8m、水面標高914m、面積13.0㎢の湖です。特別天然記念物のまりもや、日本国内での原産湖となっているヒメマスなどが生息することで有名です。

 およそ数千年前の雄阿寒岳の噴火により川がせき止められ、その後の火山活動によりひとつの湖が、阿寒湖、ペンケトー、パンケトーに分かれたといわれています。西南には、活火山の「雌阿寒岳(1499m)」が今尚白煙をなびかせ、東岸には休火山の「雄阿寒岳(1371m)」がそびえ、その裾を阿寒湖に引いており、重なる溶岩の上に、エゾムラサキツツジ、シャクナゲ等が群生します。

 湖上にはチュウルイ島、大島、小島、ヤイタイ島の4つの大きな島と、滝口と呼ばれる景勝地には「19列島」と称されるおよそ19の小さな島があり、春の深緑、秋の紅葉と見事な季節の移ろいを湖に映し出します。また、冬は厚い氷に覆われ、わかさぎ釣りのほか、各種のイベントが開催されます。

 この大自然に囲まれた阿寒湖に宿る、特別天然記念物のまりもは、阿寒湖以外に全国の一部の湖でも生息が確認されていますが、まんまるな美しい球をつくるのは阿寒湖のまりもだけです。弊店製造の「まりも羊羹」は、国立公園の阿寒湖に生息するまりもを形どった御土産品として長い間親しまれております。衛生的で透明なゴム容器の中に高熱の羊羹を流し込み製造致した登録品で、是非御土産品として、また阿寒湖の記念としてお召し上がりください。